相続で名義変更が必要となる場合

上場株式を相続する際には、大まかに以下の手続きを行う必要があります。

ア　被相続人の株式が保管されている証券会社に証券口座を作る

イ　必要書類の収集

ウ　名義変更の申請

相続手続きを行う際には、「ア　被相続人の株式が保管されている証券会社に証券口座を作る」という点に注意が必要です。

必要書類の収集を行っている間に、証券口座の開設を行っておくことで、スムーズに移管手続きが行えるので、必ず先に作るようにしておきましょう。

一般的に上場株式を相続する際に必要となる書類は、以下のとおりです。

被相続人が株式を持たれている証券会社に対して名義変更の申請を行います。

事前に申請書等の送付を受ける必要があるときがありますので、証券口座の開設を申請したタイミングでお電話やインターネットでの申し込みを行うとスムーズな場合があります。

非上場株式の名義変更を行う場合、上場株式とは異なり、対象の会社に名義変更の請求を行っていく必要があります。

そのため、被相続人の株式が上場株式なのか否かは必ず確認するようにしましょう。

普通自動車の手続きとしては、以下の手順で行っていきます。

ア　必要書類の収集

イ　提出先に必要書類を提出

自動車の名義変更は、集める書類が多いため、おおよその必要書類を書きだした上で、実際に運輸支局に確認の電話等を行う事が肝要です。

以下では、一般的に必要とされる書類について記載していきます。

Ａ　通常の相続手続きの場合

参考リンク：自動車検査登録総合ポータルサイト・必要書類

Ｂ　１００万円以下の自動車を相続する場合

１００万円以下の自動車を相続する場合には、上記の「遺産分割協議書」の提出は不要となります。

その代わりに、「遺産分割協議成立申立書」という簡単な書式に記載し（相続人代表者の実印の押印が必要）、相続人代表者１名の印鑑登録証明書を添付することで申請を行う事ができます。

この申立てを行うときには、当該自動車が１００万円以下であることを確認できる査定証又は査定価格を確認できる資料の写しを合わせて添付する必要があります。

新しく車を使用する本拠（住所等）を管轄する各運輸支局に提出します。

神奈川であれば横浜運輸支局で手続きをすることができます。

普通自動車の名義変更に必要な書類については、主に以下の費用が発生します。

自動車の名義変更を行った際には、忘れずに任意保険の変更と自賠責保険の変更も行うようにしましょう。

名義変更後の車両に乗っていて事故にあってしまった場合には、保険の有無によって結果が変わってくることが多いため、忘れずに対応されることをおすすめします。

軽自動車の名義変更手続きの全体像は以下のとおりです。

ア　必要書類の収集

イ　申請先へ提出

この手続きでは、普通自動車とは異なり、軽自動車検査協会に対して手続きを行っていくことになるため、その点に注意して手続きを行っていくようにしましょう。

参考リンク：軽自動車検査協会・所有者が死亡した場合の名義変更の手続きはどうすればよいですか。

軽自動車検査協会のホームページにて、管轄の事務所・支所を確認して提出するようにしましょう。

同じ県内であっても、管轄区域によって事務所・支所が異なってきますので注意が必要です。