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相続で必要になる戸籍についてのQ&A

  • 文責:所長 弁護士 岡安倫矢
  • 最終更新日:2025年7月11日

「除籍謄本」とは何ですか?

除籍謄本とは、戸籍に記載されている人全員が除籍されている戸籍謄本のことです。

除籍とは、その戸籍から抜けることを指します。

結婚や転籍で別の戸籍に移動した場合や、死亡した場合に除籍され、その戸籍からいなくなります。

「改製原戸籍」とは何ですか?

戸籍法改正以前の戸籍制度により作られた戸籍のことを指します。

直近では、平成6年に行われた戸籍法の改正により、それまで縦書きだった戸籍が全て横書きの、普段よく見る形の戸籍に作り変えられました。

この作り変えられる前の、縦書きの戸籍のことを、「改製原戸籍」といいます。

「謄本」と「抄本」の違いは何ですか?

「謄本」とは、戸籍簿に記載されている家族全員分の情報の写しのことを言います。

「抄本」とは、家族のうち一部だけの情報(例えば、4人家族のうち父の情報だけ等)の写しのことを言います。

相続手続では、「謄本」しか使わないため、基本的には「謄本」を請求してください。

「出生から死亡まで」の戸籍とは、どのような戸籍を集めればいいですか?

結婚や転籍、法律などによる戸籍の作り変え(※)が行われると、前の戸籍から除籍され新しい戸籍に入籍します。

そのため、一人の人でも、戸籍から戸籍へ移動していきますので、様々な戸籍にその人の名前が載ることになります。

「出生から死亡まで」の戸籍とは、産まれてから亡くなるまでの間に転々と移動してきた、亡くなった方の名前が載っている戸籍すべてのことを言います。

※戸籍法改正や本籍地の行政区画の変更(市町村の合併など)があると、戸籍が作り変えられ、新しい戸籍に情報が移ります。

「出生から死亡まで」の戸籍はどのように集めるのですか?

一人の人でも、戸籍から戸籍へ転々と移動をしていきます。

戸籍から戸籍へ移動する際には、移動前の戸籍と移動先の戸籍が必ず記載されています。

例) 結婚して横浜市に本籍地が移った場合

結婚前の戸籍には「婚姻により横浜市△△番△△号へ」

結婚後の戸籍には「婚姻により○○市〇〇番〇〇号より入籍」

と記載されます。

一般的には「出生から死亡まで」の戸籍を集める際、現在の戸籍から一つずつ順番に戸籍を遡っていって、産まれた時の戸籍を探していくことになります。

横浜にお住まいの方でしたら、まずは横浜の市役所で戸籍を取り寄せていただくのがよいかと思われます。

参考リンク:証明発行等(戸籍や住民票など)の一覧/横浜市

本籍が横浜ではないのですが、横浜で戸籍を請求することはできますか?

令和6年3月より、戸籍証明書等の広域交付が始まりました。

参考リンク:法務省・戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)

これにより、本籍地以外の市区町村の窓口でも、戸籍証明書を請求できるようになりましたので、本籍が横浜ではなくても、横浜市役所で手続きすることができます。

ただし、広域交付で戸籍証明書等を請求できる方は限られておりますので、ご注意ください。

参考リンク:横浜市・令和6年3月1日から戸籍制度が変わりました。

「出生から死亡まで」の戸籍を集めるにはどれくらいの時間がかかりますか?

戸籍の収集にかかる時間は、相続関係や転籍した回数などによって大きく変わります。

親から子への相続の場合は、比較的早く戸籍の収集が終わることもあります。

一方で兄弟姉妹や甥姪の相続の場合、2〜3か月程度の期間を要することも珍しくありません。

「出生から死亡まで」の戸籍の収集を依頼することはできますか?

私たちは、遺産分割や相続手続のご依頼の一環として、戸籍の収集も行っており、「出生から死亡まで」の戸籍の収集に関するご相談・ご依頼も承ります。

戸籍を集める時間がなかなか作れず相続手続きが思うように進まないという場合や、相続でどのような戸籍が必要となるのか分からないという場合など、相続と戸籍の収集でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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